上野 雄大Yudai Ueno
技術部製品開発課 2020年入社
社員インタビュー
社会貢献にもつながるパッケージを
試行錯誤して成功に導く
技術部について
開発に特化したチームであり、営業部とのつながりが深い部署です。お客様の希望に合う製品を開発するためにテストなどを繰り返しながら、営業担当にアドバイスするのも私たちの仕事だといえます。常に新たな課題やテーマが舞い込む刺激的な環境です。
開発の先に待つ製品化が大きなモチベーションになる
入社前、タキガワ・コーポレーションの魅力は社内一貫生産、一つの製品がつくられていく工程すべてに携われることが魅力的だと思いました。
入社3年目になりますが、その魅力は増すばかりで新しい知識を吸収する日々です。そういう意味では、常に刺激があります。また、私が所属する開発チームはその先に製品化が待っているので、知識を蓄える学生時代とは違う達成感を味わっています。
壁に少しずつ傷をつけて、穴を開け、崩していくのが私たち開発の仕事
華やかなイメージを持つかもしれない開発ですが、新たなモノを生み出すためには地道に進めることが何よりも大事です。当社でも新たな製品は劇的な何かが起きることで完成するわけではなく、年単位で試行錯誤を繰り返しながら開発していきます。
なぜなら、開発の前には常に壁が立ちはだかるからです。その壁に少しずつ傷をつけて、穴を開け、崩していくのが私たち開発の仕事だといえます。
私たちが動き出すきっかけの多くは、「こういう製品はできませんか?」という取引先企業からのオファーです。
たとえば、現在、私が開発に取り組んでいるモノマテリアル製品。これまでは異なる種類のフィルムを貼り合わせて製造していましたが、これからは容易にリサイクルできるモノマテリアルという単一素材だけを使うというものです。この開発が成功に向かえば、環境問題に大きな貢献を果たします。
ただ、その開発は、強度面や性能面すべてでうまくいかないところからの始まりでした。しかし、テストを重ねた結果、お客様の厳しい規格をクリアすることができました。ただ、改良できる部分や付加価値はまだ増やせる可能性があり、試行錯誤の毎日です。
そういうときには、社内にいるそれぞれの工程に精通した人たちが大きな支えになります。困ったときにすぐに相談できるので、開発の時間を有効に使えるからです。
幅広い知識を吸収しながら、より良い製品を生み出していきたい
また、開発には多くの時間や費用がかかります。これは開発を進めていくために、常に意識していることです。たとえば、テスト結果を的確に検証していくために、スケールの大きなテストの場合はそれだけの費用が必要です。また、フィルムやインク、原料メーカーなどに協力して頂きテストや検証を重ねていく機会もあり、開発には多くの人の時間がかかるため、一つのテストにどれだけ意味のある検証を盛り込めるかというのもかなり重要だと考えています。
ただ、これまで私が携わってきた仕事では、残念ながらまだ市場で見かけるものはほとんどありません。しかし、自分が開発した商品が世界中のコンビニエンスストアやスーパーマーケットの店頭に並んでいる様子を想像すると、大きなやりがいにつながると思っています。
そういう意味でも現在、携わっているモノマテリアル製品が市場に出ていくことを楽しみにしています。
そして、これからも新しいものを生み出すためには常に新しい知識を取り入れることが必要です。そのことも意識して幅広い知識を吸収しながら、より良い製品を生み出していきたいと思います。
技術部の一日上野 雄大の場合
朝礼
仕事内容の確認
テストの事前打ち合わせ
開発テスト
テスト後の評価
開発進捗の打ち合わせ
退社